独立不羈(どくりつふき)

自分自身の人生を振り返ったとき、歩んできた道は果てしなくまっすぐな一本道。そんな生き方でありたい。
独立不羈(どくりつふき)

ストーリー

起業から14年、現在の契約数7200社――
六本木ヒルズに本社を構えるブレイン株式会社。その代表取締役である著者が貫いた「独立不羈(どくりつふき)」という、「誰にも媚びず、群れず、何にも依存しない」という生き方。その一部始終が、彼自身の言葉で綴られている。
「やりたいことが見つからない」という若者たちへの向けて、生きるヒントが散りばめられた「熱くてクールな」書籍。何ものにも依存しない「仕組み」を作り上げた男の、知られざる生きざまと道のりが、ここに明かされる。

第一章 旅のはじまり

1995年、阪神と淡路を襲った巨大地震――。
ある日とつぜん、なんの前触れもなく、人生の幕を降ろされた多くの人たちがいた。人の命の有限性と儚さを、目の前に突きつけられた。大学は社会に出るまでの時間稼ぎ。そんな甘えた考えは捨てざるを得なかった。けれども、自分が一体なにをすべきかわからない。悶々とした日々を送る中、ひとりの親友がそれを見つけるきっかけをくれた。そのきっかけとは、誰にも頼らず己の直感だけに従って行動する「ひとり旅」だった。

(C) 阪神・淡路大震災『1.17の記録』

第二章 アメリカ

異国の地を歩くうちに、あることに気づく。それは、世界中どんな辺鄙なところでも必ず「Made in Japan」の製品に出合うということ。その「Made in Japan」を目にするたび、日本人である自分までがなぜか誇らしく感じた。自分もいつかそんな世界に通用するブランドとなるメーカーを作りたい。まだ漠然とはしていたが、確かな目標ができた。その目標を明確にするため、ひとり旅の集大成の地として選んだアメリカで、その後の人生を大きく変えることになる二人の男と出会う。

第三章 就職

時代はインターネットの黎明期を迎えていた。日本の未来が見えるタイムマシーンと呼ばれるアメリカで「インターネットが世の中のすべてを根こそぎ変える」ことを確信。帰国後、1年間の期限付きで大阪のWEB制作会社に潜り込み、そこで後に師と仰ぐことになる人物と出会い、彼の元、死に物狂いで働きながら一からビジネスのノウハウを吸収。「泥水をすすってでも這い上がる」覚悟で起業に向けての準備を着々と進めていった。

第四章 起業

そしてついに念願の起業を果たしたが、その実態は単なる個人事業主。かつての勤め先のオフィスに机を置かせてもらい、そこに引いた電話一本だけで営業を始めた。資金はわずか数カ月分――。
社員ゼロ、顧客ゼロ、売るモノもサービスもない、まさに徒手空拳、ゼロからのスタートだったが、ついに独自ブランドによる自社製品が完成。しかし自分の意に反して売り上げゼロの日が何ヶ月も続く。希望に満ちた船出だったが現実は厳しく、壁にぶち当たる度に跳ね返され、何度も叩きのめされた。そんな明日も見えない状況の中、若干20歳の天才プログラマー、礼との運命的な出会いを果たす。

第五章 東京進出

「営業代行」で得た資本金300万円で最初の会社「有限会社スピードメール」を設立。上京してきた礼を最初の社員として正式採用し、二人で自社製品の販売に専念できるよう 昼夜を問わず死に物狂いで働いた。売り上げこそ上がっていったが、肝心の自社製品は売れない日々が続いた。
このままではメーカーとしての存在意義が失われる。これでダメならまたゼロからやり直せばいい。そう覚悟を決めて打って出た作戦が、見事に成功、会社の成長は急カーブを描き始める。

第六章 買収

メーカーとしていよいよ本格的に動き出そうとしたある日、IT界の巨人と称される大企業からあるサービスについて問合せが入った。オフィスは、当時話題になっていた六本木ヒルズ。大きな期待を胸に、意気揚々と乗り込んだが、話はM&A、買収のもちかけだった。提示された条件と金額は、20代の青年にしてみれば断るには魅力的だった。サラリーマンの生涯賃金プラス将来の身分保障。
――売却すべきか。
――拒絶するか。
心が大きく動いた。

第七章 十年後

独立不羈(どくりつふき)
2016年11月28日 電子書籍配信開始

2015年7月25日発売 独立不羈(どくりつふき)

ブレイン株式会社 代表取締役 天毛伸一

ダイヤモンド社
定価:本体1,300円+税
判型:四六判 上製
頁数:324p
ISBN:978-4-478-02959-6

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